− NO BELiEVE −




第33話  冬眠



『ねぇ・・・ユキのをしてよ』
『いいのか?』

・・・・・・・・・・・・・

『ん・・・あ、あん・・・い、いい・・あっ・・』
『いくぜ・・・』
『あん・・・・恐い・・・・』
『大丈夫、痛くしない・・・約束する』

・・・・・・・・・・・・・

『ん・・・・愛してる・・・・』

・・・・・・死ねよ。僕はそんなこと考えたくない。
みんな死んじゃえ・・・。こんなんが現実だったら・・みんな死んじゃえ。

僕は恐い。嫌なんだ。僕の好きな人が、僕の甘えたい人が、僕が慰めて欲し
い人が、僕の事を嫌うのがとても恐いんだ!今でも僕の事嫌ってる人何人も
いるかもしれない。みんな・・・僕の事嫌ってるかもしれない・・・・。
嫌。嫌なんだ。とてつもなく嫌なんだ。わからないんだ。僕の事を好意に思
ってるかどうかが。僕の思い過ごしが恐いんだ。僕がみんなの一員だという
事を認められたと思ってただけだったら・・・僕の考えに勘違いが多すぎそ
うで恐いんだ!

本当は僕の事思ってくれてない。ほんの少しも思ってないんだ!みんな僕の
事なんか嫌いなんだ。僕なんかいなくてもいいんだ。僕なんかいても邪魔に
なるだけだもん。僕がなぜここにいるかなんて・・・無理矢理ここにいらさ
れてるだけ。でも僕は嫌。みんな嫌。僕なんか気分壊す存在、心に傷が付く
存在しかしない。いらないんだよ。誰も僕なんて。みんなが恐いんだ。みん
なが僕の事嫌ってそうで恐いんだ。嫌なんだ。みんな実際僕の存在なんて邪
魔な存在なのだから。だから僕は利用されてポイなんだ。みんな僕を利用し
てるだけなんだ。IQが高いからなんなのさ。みんなと同じに見てよ。利用
したいだけのくせに。僕の事が嫌な人は僕の知ってる人ほとんどだろう。僕
なんか邪魔な人間だもの。必要ない、ごみな人間なんだもの。僕の事ただの
邪魔な人間だとおもってるんだよ。そうだろうね・・・・多分・・・・・・
みんなの本心は・・・・

ユキちゃん・・・どうせあれは本当のあったことなんだよもう。大人だよ、
年齢が違うんだよ、社会的に認められないことくらいわかってるよ!親戚な
んだもん、変だろ・・・そうだろ変だろ。誰も・・・誰もこんな僕の感情な
んかわかってなんかくれないよ、絶対。

嫌い・・・。もう、嫌だ。みんな死んでくれ!!!だれもかも!!!みんな
もう嫌なんだ!!!僕は死にたくない!でも生きたくもない!!どうしよう
もなくなりたい!!だって!だって!みんな僕の事なんか嫌いなんだもの!
誰も僕の事なんてわかってなんてくれないもの!!!もう嫌なんだよ!!!
もう・・・・・・

「誰があなたを嫌ってるの?」

みんなだよ・・・・みんな、みんなみんなみんな!みんな僕のことなんか嫌
ってるに決まってるよ。

「なんで?」

なんでも・・・ただ僕はそう感じちゃうんだ、どうしても。

「なんで?」

知らないよ!うざいよ!おまえ誰なんだよ!おまえに関係ないだろ!

「・・・・被害妄想」

うるさい!!

「マサヒロが死んだのは、あなたのせい?」

そうだよ、僕のせい・・・・

「そう・・・」

・・・・・・・・・・・・・・

「どうしたい?」

・・・・もういい・・・僕に安らぎが欲しい・・・
夢の世界にしかない、安らぎが・・・・

「・・・・なら、寝れば?永遠に、寝ちゃえば?」

・・・・死にたくない。

「なら・・・・起きてなさい」

助けてよ・・・・

「ここに・・・・逃げ込む?」

・・・・そうさせて・・・・・




続きへのリンク、
(注意:まだ出来上がってない時はエラーになるよ。もちろん)
ホームページに戻る


nobeliv@nettaxi.com